軽井沢安東美術館一周年記念
2023年10月8日、弊社代表・武富恭美が設計した軽井沢安東美術館の一周年記念式典が開催されました。
その朝、軽井沢の気温は夏の記憶を消し去るように下がり、赤く色づいた木の葉が秋の訪れを告げていました。
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式典の幕開けは長野県歌「信濃の国」。
ピアノとヴァイオリンのデュオによる演奏と、参列者の歌声がサロン ル ダミエに響き渡りました。
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代表挨拶では、安東代表理事が「美術館は単に絵を見るためにあるわけではない、藤田嗣治の人生を辿る旅をすることで来訪者の魂も成長し得る」「信州・日本・世界と連携し、社会的役割を全うする美術館にしていく」と、今後の展望について語られました。
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代表理事の挨拶に続き、水野昌美館長より一年間の活動報告がありました。
常設美術館のため展示が変わらないイメージを持たれているかもしれませんが、現在もコレクションが増え続けており、定期的に展示替えや特集展示が組まれています。
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また、サロンでのクラシックコンサートもこれまでに10回開催され、コンサート後のカクテルパーティで出演者と観覧者のコミュニケーション場にもなっています。
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阿部守一・長野県知事からの祝辞の代読後、ご来賓の土屋三千夫・軽井沢町長、美術史家・ソフィー・リチャードさん、土屋芳春・軽井沢観光協会会長が、安東美術館の存在意義と今後に期待する温かいメッセージを語ってくださいました。
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式典後には一般来館者むけの一周年記念フリーコンサートも開催され、ピアノとヴァイオリンによる美しい調べがサロンを満たしました。
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一周年記念特別企画「ようこそ藤田嗣治のお家へ」は、これまで以上に密度の高い展示です。
新たにコレクションに加わった作品をはじめ、何度訪れても新たな発見があります。
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一年経ち、建築も地域の風景に一層馴染んできたと感じます。
展望ラウンジからは、曇っていても、離山と浅間山を美しい紅葉の樹々と共に眺めることができました。
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先日は、隣接地に、美術館スタッフの福利厚生施設および迎賓館的な役割を担うアネックスが竣工いたしました。
このアネックスも弊社の設計・監理によるものです。
今後とも、建築の側から軽井沢安東美術館の発展に寄与できるよう、努めてまいります。