Kakinokizaka House (ROKU)
柿の木坂ハウス（ROKU）
集合住宅
#コーポラティブハウス
全６戸のコーポラティブハウスである。鈍い光沢を持つチタン亜鉛合金で覆われた半径100mの円弧を描く西側外壁は、光の当たり方によって、また歩を進めるに従って様相を変える。通路の突き当たりにある住戸の階段室はコンクリート打放しのタワーとなっており、アプローチのアイストップとして、夜間は行燈のように浮かび上がって各住戸へと誘う。各住戸は地下１階、地上２階建てで、ルーフテラス（一住戸は地下ドライエリア）を持つ構成となっており、最上階は高さ3mのフラットな天井と、最高高さ4.5ｍの勾配天井を組み合わせている。各階は貫く螺旋階段を通じて、最上部から差し込む柔らかい光が地下まで落ちていく。
ダイニングキッチンに光がふんだんに入るよう、バスルームとの境に全面ガラスを採用した住戸。
バスルーム使用時には、プライバシー確保のため、上吊されたツインカーボ（乳白色）が引き出せるようになっている。
DATA
| 所在地 | 東京都目黒区柿の木坂 |
|---|---|
| 主要用途 | 集合住宅(コーポラティブハウス全６戸) |
| 構造・構法 | 鉄筋コンクリート造 |
| 階数 | 地下1階 地上2階 |
| 敷地面積 | 411.34m2 |
| 建築面積 | 169.90m2 |
| 延床面積 | 521.85m2 |
| 設計担当 | 岩田恵 |
|---|---|
| 構造設計 | 空間工学研究所 |
| 設備設計 | 高山浩・平井孝典 |
| 施工会社 | 古久根建設 |
| 撮影 | Daici Ano |
| 竣工 | 2005年6月 |
ダイニングキッチンに光がふんだんに入るよう、バスルームとの境に全面ガラスを採用した住戸。
バスルーム使用時には、プライバシー確保のため、上吊されたツインカーボ（乳白色）が引き出せるようになっている。