武富がUWC ISAK JAPAN1年生のインタビューを受けました

3月18日、雪の軽井沢安東美術館工事現場

2022年3月18日、d/dt武富が設計監理をつとめる軽井沢安東美術館の建設現場に、高校生が2人やってきました。
2人は軽井沢の全寮制インターナショナルスクール UWC ISAK JAPANの1年生、MarikaとAmelia。
武富は現在、ISAKのキャンパス第6期計画の設計も担当しています。

ISAKは「自ら成長し続け、新たなフロンティアに挑み、共に時代を創っていくチェンジメーカーを育てる」をミッションに掲げており、リーダーシップ教育の一環として、生徒が興味を持つ分野のプロフェッショナルから学ぶ「プロジェクト・ウィーク」という課外授業期間を設けています。

この「プロジェクト・ウィーク」のため、キャンパス第6期計画の模型を見て興味を抱いた彼女達がインタビューに来てくれたのです。

軽井沢安東美術館の現場を案内するd/dt 武富恭美(右)

この日は前日までの春らしい陽気から一転、雪模様の現場でしたが、まずは内装工事中の館内を見学です。

「建築は建築家ひとりで作ることはできない。構造や設備設計の専門家、施工会社、下請け業者、職人さん達と、とても多くの人の力が合わさって作られる」

「構想段階では、まず周辺環境と、新しく建てる建築の関係という大きなスケールで考える。その後、敷地のスケール、建築、ディテール…と、細かいスケールまで検討を重ねていく」

もともと建築やグラフィック・デザインが好きな2人は、間接照明、天井の形状や高さ、素材など様々な部分に興味津々。鋭い質問も飛び出しました。

工事中の軽井沢安東美術館展示室の見学

「窓のない展示空間から出て、通路の窓から外を見たときの開放感。天井の低い場所から高い場所に移動したときの感覚。そのようなシークエンスで人の心を動かしたい」

そのような設計者のこだわりを聞きながら、実際の空間を体験していきます。

軽井沢安東美術館の工事現場内を案内

イギリス製レンガの味わい深い質感も好評でした。

軽井沢安東美術館の外装・内装で用いられているイギリス製レンガ

現場見学の後は、事務所でインタビュータイムです。

ISAK生二人のインタビューを受ける武富

武富が建築家を目指したきっかけや、建築で大切にしていることをお伝えしました。

「本や紙の上での勉強も大事ではあるが、若いうちはとにかく多くの空間を経験して、そこから色々なことを感じとってほしい」

ISAKの「プロジェクト・ウィーク」は、さまざまな可能性を秘めた若者が興味のある分野のプロに能動的にアプローチするきっかけをつくる、素晴らしい教育プログラムだと思います。

この日の話が、未来を創っていく高校生の参考に少しでもなれば、嬉しい限りです。

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